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僕が新卒として介護職員勤務をした時のお話(完全雑記です)
全国展開する会社(社会福祉法人)だったので、入社前から安心感はありました。
研修はヘルパー2級(会社負担)もあり、この時までは「良い会社だな〜」とか思っていました。
いざ、お客様を迎えてみると問題が山積みということが判明!!
その問題も今となれば問題と言えるかも無いけど、その時は介護の「か」の字も分からないヘッポコだったので、日々悪戦苦闘・・・
その悪戦苦闘が私を含め新入社員ぐらいであれば施設全体としてはカバー出来たのかもしれないけど
オープニングスタッフの半分以上は無資格・未経験という世紀末的なスタートを切っていたのでした笑
恐らく7割ぐらいはそうだったかな?残りの3割の経験者と言えども新規オープニングでの施設では未経験です。施設全体で60人ぐらいの介護スタッフがいて、他に5人が叩き上げでまとめる人みたいな感じ
現場ではヒヤリハットの連続、事故報告書が挙がっていない日は無いような状況
新卒の僕はとりあえず現場の仕事を覚えることに必死でした
新卒はヘルパー研修等もあり、少しだけ優遇?されていたこともあり、2週間程遅れて、現場入りしました。
初めての現場は、覚悟はしていたけど驚くことの連続だったなぁ
誰かの便を拭く、着替えを介助するって当たり前だけど、当時は不思議な感じがしたのを覚えています
最初から業務時間内に終わる訳も無くあたふたしていると、同期のAさんに言われた一言を紹介します(新卒では無いので、2週間程早く現場に入った50歳ぐらいのおじさん。Aさんとしましょう)
りゅう:「やっと終わったー」(心の声)
Aさん:「りゅうくん、いいかな?」
りゅう「はい。どうしました?」
Aさん「君は仕事が遅い!これじゃあ全然ダメだよ、どうするの?」
りゅう「あっ、はい。すみません。今後もう少し動けるように見直していきます」
「どうするの?ってこれから改善していくしかないでしょ!!」(心の声)
その時、社内研修で
「スーパー介護職員」というパワーワードがこの施設だけで一瞬流行っていました。
「スーパー介護職員」とは
仕事が早い介護職員のことです
Aさん「仕事なんだから、スーパー介護職員みたいにパパっと終わらせなきゃダメだよ」
一見スーパー介護職員って優秀なネーミングですけど
社内研修の話はこうです
・何でも出来ると思った介護職員が仲間の力を借りずに現場を進めていく
・元々の力もあるので、大体の介助は出来てしまう
・しかし正しいフォームで介助をしなかったため、腰を痛めてしまう
・認知症の方の対応や、オムツの当て方が分からず夜間帯はシーツ交換に追われる
・最後は仲間に謝罪し、チームで業務を進めていく
こんな感じの話だったと思います。
いくらオムツ交換が早かろうが、入浴介助が早くできようが結局はチームプレーということです
また、時間をかけずに行うことで最も大事なお客様からの声を無視してしまい、信頼も損ねてしまったというお話でした。
この頃現場に入って1ヶ月も経っていない状況でした
仕事は遅かったのですが、お客様一人ひとりと関わろうと思って介護をしていました
Aさんの言うことは会社の生産性を見れば最もですが、全てではなかったなと今でも思います。
木を見て森を見ず
それからすぐにAさんはやめちゃってましたけど
今となれば自分の仕事観を作る上での血となり肉となっていることには間違いありません
現場入って2ヶ月もしない内に業務もバッチリ覚えてました
それからの仕事は楽しかったなー早番は始発で行かなきゃいけなかったからキツかったけど
日々充実していたような気がします
以上!!
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