福祉・介護の仕事で必要な3つのこと

仕事

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こんにちわ、びりぞうです。

私は特別養護老人ホームで2年、株式会社で7年介護をしてきました。

管理者としての経験もある私が思う、この仕事で必要な3つの力を挙げてみたいと思います。

1.コミニケーション能力

2.素直さ

3.優しさ

 

です。笑

小学生の通信簿に書かれそうな3つですが、これがめちゃくちゃ大切です。

もちろん介護技術とかも大切なのです。

ITとかであれば、スキルが無いと話にならないでしょうけど、福祉・介護の仕事ってそれ以上にこっちが無いと難しいかなと感じる場面が多々ありました。

 

1.コミュニケーション能力

ウィキペディアより引用

↓↓

コミュニケーションはラテン語: communicatioに由来しており、「分かち合うこと」を意味している。「コミュニケーション能力」という表現は様々な用いられ方をしており、以下のような意味で使う。

  • 感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。
  • 非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション
  • 上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力
  • 意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義[3]
  • 社会技能(ソーシャルスキル)。暗黙知
  • 上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術(コミュニケーションスキル)
  • 合意(コンセンサス)形成能力
  • 「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)
  • 会話のキャッチボールを上手く行える能力
  • 企業が求人広告等で応募者に要求している「コミュニケーション能力」は、ビジネスシーンにおいて発揮が期待される精選された「折衝能力」「交渉能力」「説得能力」を指しており、必ずしも対人コミュニケーション一般を円滑におこなうスキルをもって満足するものではない

と色々書いてありますが、要は分かち合う力「共感力」です。

なぜコミュニケーション能力・共感力が必要か?

福祉介護業界は人材の流動性が非常に高く、キャリアが浅い人が先輩で、20年やってきたベテランが後輩になることはよくあることです。そうなると、ベテラン新人の方は色々な経験や施設・会社を見て来ているので、キャリアがあるが故にそれが邪魔をして仕事が上手くいっていないなという方を何十人と見て来ました。それはコミュニケーション能力・共感力が本当の意味でないからだと思います。そのような方達は自ずとして自分自身では気づいていないこともあるのです。

なぜそう思うか?と言うと、偉そうなことを言っていますが、私もそんな感じの一人だったからです。そして気づくまでには、ボコボコになりながらようやく気づけたと言う感じでした。

先程、述べたように人材の流動性が高いと伝えました。これは人の出入りが多いということ。

福祉介護の仕事を辞めた方は、次の仕事も同じ仕事とまでは言えませんが、業界として同じところに落ち着く人が多いです(私の経験上)

仕事の基本的な理解や考え方は日本である程度共通していても、施設や会社によってハウスルールは様々です。だからこそのコミュニケーション能力・共感力が必要です。

2.素直さ

必然的に繋がってきますが、”郷に入れば郷に従え”と言うことを挙げたいと思います。

新しい職場に行けば、当然新しいお客様や新しい仲間・上司がいます。物の置き場所だって違いますし、ルールも違って当然です。

頭ではわかっているけど、それが行動として出来ていないと言う方は多いです。

大切なのは素直さです。

まず聞く、そして実行すること、それを早く覚えること。経験年数やキャリアを考えているようでは上手くはいかないでしょう。そしてその施設の良いところや自分の知らなかった所はしっかりと勉強をしていくというスタイルでいけば初めて、現場からキャリアというものが認識されて、先程のコミュニケーション能力・共感力が活かされるのです。

人間は感情的な生き物です。どんなに優れた人でも、自分が心を許さない限りはその人を心から認めようとはしないものです。会社が短い時間の面接で優秀と判断しても、一緒に働く仲間から判断されない限りは、この仕事での必要な能力が果たしてあるのか?と問われると些か疑問が生じます。

しかし、これは媚を売るということとは正反対になります。

八方美人は嫌われますし、自分の意見だけを通す人も嫌われます。

自分の能力を最大限に活かすためには必要なことと考えれば、結局は自分の為にやることになるのです。

 

最後に、3.優しさです。

1・2に関してはお客様以外の所です。

3.優しさで初めて、福祉介護の仕事に関わることを挙げていきます。

結局の所、他人の生活全般に関わるケアをすることは大変です。

弄便をするお客様の対応、真夏の入浴介助、めちゃくちゃ拒否のある方の食事介助・・・

ケアする方とお客様の数だけ大変さはあると思います。

そんな中で、どうしたら楽になれるだろうか?と考えることが大切なのではと思います。

楽というと、仕事なのに楽をしてと考える方もいるかと思いますが、ここでいう楽とはお客様と接するスタッフが楽なのではなく、スタッフもお客様も安心して任せて任せられて継続的に続けらるケアということです。

施設にとってのリスクは、お客様とのトラブルからの訴訟や、スタッフが辞めてしまう等様々ありますが、お客様にとってのリスクはもう少し身近なのではと思います。

自分に関わる人はどんな人だろう?ということです。

ここでスタッフが無理のあるケアを続ければ、そのスタッフは継続して関わることは出来ないのではということになるかと思います。

移乗方法も多々ありますが、お客様が楽な移乗の方法ってスタッフも楽ですよね。

荷物の持ち方でも手を伸ばして持つ1kgの段ボールと、お臍につけて持つ段ボールでは長時間持てないですよね笑

脱線しましたが、大事なのは継続的に関係が保てるということです。それには常にどうすればお客様は楽か?自分もどうすればより良いケアが出来るか、続ける為にはどのようにすれば良いかを考えることが重要です。

 

まとめ

福祉介護の仕事というと、大変!!というイメージもあるかと思いますが、確かに大変です笑

まだまだボランタリーなイメージがあったり、一般企業とは考え方が違ったり・・・

しかしやりがいもあります。

どんな仕事も同じですね。

 

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